腰痛は年配者に多いと思われがちですが、10代、20代の若者でも腰の椎間板ヘルニアになってしまうことがあります。椎間板ヘルニアの主な原因は加齢や体質とされていますが、若い年代の方は過度な運動が原因で発症してしまうようです。発症すると下半身の内股や腿などに痛みが発生し、人によっては常に腰が痛い状態になったり、感覚が薄れてしまう場合があります。昔は完治し難い病気とされていましたが、今は最新の治療法やリハビリ療法が注目されており、以前よりも回復させ易くなりました。
椎間板ヘルニアは無理な運動を繰り返すと更に悪化してしまうため、発症したらなるべく安静にしておくのが良いでしょう。治療方法として一般的になっているのが手術で、椎間板を摘出するタイプとレーザーで圧力を軽減させるタイプがあります。一昔前と比べて改善率が上がっているので、重度の方は手術を受けて経過を見ながらリハビリに通った方が良いでしょう。初めからリハビリを続けて椎間板ヘルニアを回復させていく方法もあり、器具を駆使して腰を引っ張ったり、超音波を当てるのが現在の主流です。他にも痛みを軽減させるための薬物療法やマッサージがありますが、基本的には医師と相談した上で自身に合う有効な方法を選ぶようにしましょう。